真夏の一日

2009年7月27日の日記から
一日中家に居る日は猫たちの意外な一面を観察できる。
昨日は日中の気温が34度と、今年一番暑い夏日だったにもかかわらず、南風が一日中吹いていて家の中はビュービュー風が通る気持ちのいい日だった。当然のことながら一年じゅう毛皮を着ている猫たちは、できるだけ風の通りがいいところに移動しては、ウトウト……と、まどろみ、あるいは板の間の床にゴロンと転がり涼んでいる。
最近のゴエ門の居場所はCDプレーヤーの上。トップがメタルでできていて真平らなので、体温が篭らず涼しいみたいだ。 ・・・かと思えば、出窓の植木鉢の下に移動して、うなぎのように体をびよ〜ん。。。と伸ばして横たわっている。まるで、サバンナの木陰で休んでいる黒豹のようだ(・・・、あれ?サバンナには黒豹なんかいないか。あ♪ 豹は木の上で生活しているから木の下で涼むことはないんだっけ。ま、いいや)
しーちゃんは。。。というと、私の様子を伺いながら板の間で寝そべってみたり、ソファのうえでまったりしていたり・・・。ニンゲンが外出しない日は「落ち着いて昼寝もできないのよねぇ」と言ってるみたいだ。終日落ち着かない様子で、いったん昼寝を始めても、私の行動をいちいち確認しながら、常に自分が安心できる距離を保っている。以前に比べれば格段に慣れてきたものの、それでもニンゲンが家の中をウロウロするたびに、怯えてあちこち逃げ回る姿はなんとも不憫でならない。
だからこちらも気を使って、しーちゃんが警戒して私の行動を観察しているときは、視線を合わせないようにして彼女に背を向けながら室内を歩くようにしている。そうすると以外と平気のようで、かなりの至近距離でもパーッと走り去らなくなった。朝、目が覚めるとちょっと離れたところから警戒してこちらをじっと見つめているので「おはよう」というと、小さい声で「にゃぁ・・・」と返事をするので、警戒しながらもこちらの生活パターンを認識しているのだと思う。
彼女が完全に安心して共同生活できるようになるまで、まだまだ時間がかかりそうだ。