あずきとまい

お預かりの子猫ズは、春に保護したロッシーの娘が子供をまた生んだうちの2匹。で、オスのロシアンブルーは、早くに貰われていったが、黒のメス猫2匹はなかなか貰い手が見つからず、ずいぶん苦労した。。。肉球の色があずき色だったので、お姉ちゃんをあずき、ちょっと臆病でおっとりな妹をまい(古代米のマイ)と名づけた。
真っ黒い猫は、日本では「不吉」と思われているが、英国ではラッキー・キャットと言われていて、「黒猫を見かけるといいことがある♪」という迷信があるくらい大事にされている。6月生まれのあずきとまいは、夏の間、里親募集を掛けていたが、暑い時期は、猫を欲しがる人が少なく・・・(涙)全くと言っていいほど何の反応もないまま時間だけが過ぎていった。10月に入ったころ、他の団体で定期的にやっている猫の里親会にも連れて行ったが、反応はなく。。。それでも、猫のボラ仲間の友人からは「商売をしているお宅では、”黒字”と言って黒猫が人気だから、大丈夫よ」と励まされたが、正直、あまりにも決まらないので、だんだん不安になった。
11月に入り、市内の動物病院の先生たちで企画している犬猫の里親会にも連れて行ったが、不景気のあおりもあるのか・・・全然、目に留めてもらうこともなく帰ってきた。
「はぁ・・・」猫の里親探しは意外と難しい。決まる子猫は、さっさと決まっても、決まらない子はいつまでも決まらない・・・というパターンを何度も見てきた。この、あずきとまいも決まらないパターンの子になってしまっているのだろうか。。。引き受けたはいいが、4ヶ月も決まらないとだんだん焦りが出てくる。子猫は大きくなる→里親が決まらない→サカリが始まったらオペをさせないといけない→また大きくなる→里親が決まらない・・・・こんなスパイラルが頭の中でぐるぐるし始めた。

顔が小さくてキュートなあずき、でもなかなか里親がきまらない