寝相 〜首なし猫の巻〜

2008年8月8日の日記から

我が家の猫に限らず、暑いときの猫の寝姿は豪快だ。まず、体がうなぎみたいにビヨ〜ンと伸びて、手足もさらに伸ばして床に転がって寝ていたり、おなかを出してあお向けで寝ていたりする。
ゴエ門は夏でも冬でも私のそばで寝たがるので、夏は暑っ苦しい(涙) とにかく私の顔が見えるところで寝ていないと気がすまないらしい・・・。寝ても覚めてもニンゲンにベッタリのゴエ門、今年の夏はどういうわけだか、私の枕(首の矯正用ドーナツ型枕)の真ん中で寝ていることが多くなった。どういう状況かというと、私が寝るときは枕の中央に頭を乗せて眠りに付くのに、夜中に寝返りを打って枕の中央から頭がずれると、その隙にゴエ門が枕の窪みにドッカと寝に入ってくるらしい。そうすると私の頭は枕から完全に落っこちてしまい、枕の中央に向かって寝返りを打つときにはゴエに占拠されている状態になる。
窪んだ枕に身をゆだねて気持ちよさげに寝ているのを「どいて!」と言うわけにもいかず、私はゴエ門のお尻に額をつけるような格好で、かろうじて枕に頭を乗せて寝る・・・という夜が続いた。この状態では、何のための矯正枕だかわからなくなるので、以前使っていた中央が窪んだ羽毛の枕を出して置いてみると、日中ゴエがその枕で寝てくれるようになった(♪) どうやら、硬い床の上よりは体のラインに心地良い窪みのある枕の中央で眠る方が気持ち良いみたいだ。
で、夕べのゴエ門の寝姿には笑った・・・というか、驚いた。
彼がお気に入りの羽毛のドーナツ枕は、寝ているあいだも親近感がわくようにニンゲンの枕元に並べて置いておく。ニンゲンが寝入るときゴエ門はまだ床にころがっていたりするのだが、夜中にその羽毛のドーナツ枕に入ってきて爆睡しているようだ。
今朝方、目が覚めてふと私の頭の上で寝ているゴエ門に目をやると、完全に仰向けになって窪みにすっぽり納まって足を広げて寝ている。両手はきちんと揃えて宙に浮いた状態(笑) 。。。で、頭は?と思ったら宙に浮いた両手の根本にあるはずのゴエ門の頭が。。。ないっっ!!! Σ( ̄Д ̄;)
(えええーっ)
焦って起き上がってみると、足もおなかも両手も、真っ直ぐひとつのラインのなかに治まっているのに、首だけが極度に右に曲がってドーナツ枕から落っこちた状態で寝ていた。私の焦り様に、目が覚めたのか宙に浮いた両手の右側から顔がにゅ〜っと出てきた(ひゃーっ、びっくりした)
脅かさないでくれよー、ゴエ門〜〜。。。心臓に悪いぞ( ̄ω ̄;;)