猫の親子を保護 パート2

4月に保護したロシアンブルーのお母さん猫とその子供たちは、ひと月ほどでそれぞれ里親さんが決まって無事に片付いてくれた。ちょっと一息・・・と思っていた矢先。また同じ知人から「今度は先日保護してもらったロッシーの子供と思われる黒いメス猫がまた3匹子猫を産んじゃって・・・」と連絡が入った。
今度はモノトーン親子で、オス一匹だけがロシアンブルーの血が入っているのか、白いバンダナを首に巻いたような模様があるグレー。後の女の子2匹と母猫は真っ黒で肢体のラインがシャープで美しい。笑ってしまったのは、色が違うのに黒い母猫はロッシーそっくりの面立ちで、これは間違いなく親子だ・・・と思った(爆)
二ヶ月の間に同じ場所から猫の親子を2回も保護するなんて、よっぽどノラ猫たちの間では「あそこのお宅はご飯もくれるし、居心地がいいから出産場所としては最高よ〜」と評判なのだろう・・・と、ボラ仲間のあいだで話題になっていた。 
。。。が、しかーし!!世の中、そんなに甘くない。いくらボラ仲間で活動をしているから・・・とは言っても、そう簡単に里親さんが決まるわけではない。保護したらそれなりにお金もかかるし、猫たち一匹一匹を駆虫したりワクチンを打ったり、エイズ感染症の検査や、母猫は授乳が落ち着いたら避妊させないといけないし・・・。里子に出すまでに一匹あたりの費用は2〜3万円。当然のことながら、保護されたかたに費用の負担はお願いしなければならない。里親を探したり避妊手術をさせたり等はボランティア仲間でできるが、かかる費用も負担する・・・となると、個人でやっている活動なだけに難しい。幸い、猫の保護主さんである知人は理解のあるかただったので、費用は全額負担してくださったが・・・。保護してから里親を募集し、養子縁組をして新しい家族のもとへ猫さんたちを送り出すまでの労力や時間は、すべてボラ仲間の好意によるものなので本当に大変だ。
結局、今回の保護した猫さんのうち、ロシアンブルーの男の子は、保護主である知人経由で即、貰われ先が決まったが、残った黒猫の女の子2匹はうちでしばらく預かることになった。肉球がきれいなアズキ色をしていたので、あずきとまい(黒米)と名づけた。

ちょっと暗いけどこちらがロッシー


ロッシーの娘と思われるクロちゃん(目つきが同じ)
手前にクロちゃんの息子(ロッシーと同じ色模様)