猫の親子を保護

2008年4月

桜が咲く季節が終わるころ、ノラ猫さんたちの出産ラッシュが一気にはじまる。猫の保護活動をしている仲間内では毎年、誰が一番最初に猫を保護するか・・・というのが、もっぱらの話題だ。で、この年は私がトップバッターで猫の親子を保護することになった。
猫好きの知人宅の庭先にノラの親子がいると知らせを受けたのは4月中旬のこと。庭先に現れる猫たちにご飯をあげている人で「ノラでもなついているからかわいい」という話しは、以前から聞いていた。ある日、電話がかかってきて「うちでご飯をあげていた子が犬小屋で子猫を3匹産んでしまったので保護して欲しい」と・・・。近所だったこともあり、すぐに保護することにした。保護後はうちで預かるつもりだったのだが、月末から仕事で2週間も家を空ける予定があったので、急遽、猫のボランティア仲間の友人にお願いすることにした。
現場まで来てくれたボラ仲間の友人は、さすがに捕獲するのに慣れていて、ちゃっちゃと子猫3匹(推定1ヶ月)をキャリーへ押し込んだ。そのうちの一匹はタオルに包まって寝ていたところを、タオルごとワシッと掴まれていた。( ̄ω ̄;)抵抗する間もなくキャリーに入れられたのにもかかわらず、かくれんぼごっこでもしているつもりなのか、ピーッとも鳴かない。
呑気なロシアンブルーのお母さん猫は、子猫がキャリーに詰め込まれても反応なし。周りで様子を見ているニンゲンたちに愛想を振りまいている。友人はそのお母さん猫を、子猫が入っているキャリーに入れてみたものの、子猫たちが寝ていたベットごと押し込んであるので、大人猫の入るスペースが・・・ない。胴体半分まで押し込んでから「あ、やっぱ入らないわ。(お母さん猫は)ちょっと出てくれる?」と言って、いったん母猫を出した。その間もピクニックがどこかへ行くくらいの感覚なのか、相変わらず呑気な母猫。なついているにしても、この親子猫っていったいどんだけ平和ボケしているんだろ・・・と思った。全員入らないので、そこのお宅のキャリーをひとつ借りてお母さん猫は別のキャリーに入れられて帰っていった。(・ω・)(・ω・))))
いやぁ・・・。ボラ仲間の保護現場にはじめて立ち会ったが、慣れているとはいえ、ずいぶんとあっさり捕まるものなんだと関心してしまった。。。

ロシアンブルー、ロッシーの子供は三毛、サビ、黒の3匹
みんなおっとりした性格でかわいい