猫たちの帰省それぞれ

2007年の年末は実家へ4日間帰省することにしていた。どうにもこうにも捕まらないシーちゃんは、いったん保護主さんのところへ里帰りしてもらうことにして、ゴエ門だけを田舎へ連れて行った。
へたれ猫のゴエ門は・・・というと、着いた日から帰る日の午後まで私の寝ていた布団にもぐったきり、まる4日間出てこなかった。家族が寝静まり家の中を人が歩く気配がなくなると、やっと出てきてご飯とトイレを済ませ室内をウロウロ。ソファの下や仏壇の隙間など、暮れの大掃除が終わっていないところへ潜っていくので、ダスキンのように体中埃まみれになって隅々まで埃払いをしていたが。。。( ̄ω ̄;) 本人は掃除の手伝いとは思っていなかっただろうな(笑)
「元旦だというのに布団もあげないで・・・」と父に叱られたが、「猫が入っているからたためない」と言い訳するしかない。父の声や足音がするとゴエ門は布団の奥で固まっていた。結局、一緒に帰省したのにゴエ門の姿を見たのは母だけ。しかも一瞬姿を見せたが、母と目が合って恐いと思ったのか、片足だけ残してソファとソファカバーの隙間に体を隠し、気配を消していた。小さいときから何度も来ている家なのに相変わらず、ダメダメオトコっぷりを見せてくれるので、ネコ母としてはなんとも情けない・・・と思うのであった。
ときに、シーちゃんはどうだったかというと、保護主さんの話しによれば、慣れない場所(猫シェルター)につれてこられて(といってもお見合い等で何度か来ている場所なのに)、ストレスでゲロ吐きまくっていたそうな。大暴れするので、ケージに入っていてもらったらしいのだが、トイレ掃除の時にケージから逃げ出したので、シェルター内を追い掛け回してやっとこさケージに戻すと、余計に興奮してゲロゲロ吐きながら怒りまくっていたらしい(涙)デリケートな子といえばデリケートなのだが、家でも保護場所でも態度は同じか。。。と虚脱感と情けなさで、お世話をしてくれたかたに申し訳ないと思った。それでも保護主さんは「でも、以前より格段に良い子です。撫でられるし・・・」と言ってくれたのでちょっとホッとした。
猫たち2匹がそれぞれ慣れない場所で過ごした年末年始。やはり落ち着く場所は住み慣れた我が家しかないのか(ハァ。。。) もし、引越しとか生活環境が変わる・・・とかになったとき、この子たちはどうするのだろう。先が思いやられる。もっと訓練されて環境に適応できるようになってもらいたいが、猫に社交性を求めるのは度台無理な話しなのかもしれない。