振り出しに戻った里親探し

結局、シーちゃんは数少ないお見合いの機会を棒に振る結果となってしまった。。。ご縁がなかったといえばそれまでなのだが、せっかくシーちゃんを♪ と、ご希望くださった独身男性のハートをゲットしたのは、アピールの上手だった他のメス猫。シャーシャー威嚇しまくっていたんじゃあ、コミュニケーションの取りようがないというもの・・・(涙)この子に本当に里親が見つかるんだろうか・・・と、だんだん不安になってくる。ま、気を取りなおして出直しだなp(・ω・)q
夜、お見合い場所へシーちゃんをお迎えに行くと、保護主さんいわく「ウーウー、救急車のサイレンが鳴りっぱなしみたいに、一日中威嚇してました」・・・ハァ。。これだからお見合い失敗するのよね(ToT) まったく(涙) しかし、威嚇されようがどうしようが、つれて帰らなくてはいけないので、ケージの奥でうずくまっているシーちゃんに手を伸ばし「ゴエ門が待っているからお家に帰ろう」と話しかけて頬を撫でると、にゃおぉぉ〜「慣れない所にいて疲れちゃったわよぉ〜」と私に文句を言った。それを見ていた保護主さん、「わぁ、すごい!触れるなんて・・・」と、シーちゃんとのやり取りを見ていて関心していた。そりゃ、2ヶ月も一緒に暮らしていれば多少は慣れてくれていなきゃ困るというもの。。。でも、こういう切羽詰ったできごとがある度に、シーちゃんとの距離が縮まっているようにも感じる。
シーちゃんにとっては、慣れない場所で一日過ごさなければならなかったから一刻もはやくゴエ門のいるところへ帰りたい♪ 気持ちでいっぱいだったのだろう。キャリーに入れるのにも全然問題なくすんなり入ってくれた。
家に戻ったシーちゃんはキャリーから出ると大きく伸びをして、早速ゴエ門のそばに擦り寄っていった。いつもの定位置の座卓下で身繕いをしていたシーちゃん、こちらをチラッと見ながらアイコンタクトで「今さら、あたしにどこへ行けって言うの?」と言っているようだった。

シー:「あたし、ここんちの子じゃなかったの?」
猫母:「いーえ、あなたは里子に行ってもらいます」