スーパーノラ猫を飼う理由

ところで、なんでまた人馴れしていないスーパーノラ猫をうちで預かることにしたかというと・・・。実は自分でもいまだにわからない。当時、ゴエ門と一緒だったルナが死んでしまったので、自宅でゴエ門がひとりにならないように遊び仲間が必要だと思っていたくらいだった。なにもニンゲン大嫌いな凶暴猫を飼わなくたって、他にも保護猫で預かりやすいおとなしくて人馴れした子はたくさんいたのに、よりによって一番凶暴な猫を預かるとは。。。( ̄ω ̄;)
そもそも猫を飼うのに、色柄とか性格とかは本当は二の次で、大事なのは愛称だと思う。多くの場合、以前飼っていた色柄や性格と同じ猫がいいとか、漫画やアニメの猫キャラクタがイメージになっていて、それに近い猫がいいとか、が理由で飼う人は多い。たま〜に、パッと見でインスピレーションで決めた・・・という里親さんもいるが、ほとんどの場合、色柄と性格が重視される。
色柄は好みもあるからなんとも言えないが、性格は子猫のうちはあまり判断できない。「(ほかの子に比べて)おとなしいから・・・」という理由でもらってきても実は家では猛烈な暴れん坊だった。。。というのはよくある話で、まさに "猫をかぶっている"という結果だったりする。同じ親から生まれても個体差があるのはニンゲンの子供といっしょで、育つ環境で随分変わるものだから、親猫の性格を見て決めてもあまり当てにならない情報だったりする。
だから、色柄・性格を除外して、なんの先入観も持たずに猫と暮らし始めるのは、アカの他人と結婚生活を始めるのと似ている。相手のことを良く知らない、表面的に見える性格だけで相手を判断することもよくない・・・。じっくり向き合って生活していく中でお互いの信頼関係ができていくという感じが、猫との暮らしでも一緒だろうと思う。
シーちゃんの場合、自分では望んでいなかったニンゲンの家に連れてこられてチョー迷惑!!と思っていたが、面倒見のいいゴエ門と出会えてよかった〜♪♪♪と彼女は感じていて、ニンゲンのほうはそのシーちゃんの様子を見て彼女がゴエ門といて安心できるなら、家は荒らされ放題(涙)ケモノの住処でも、ま、いっか。。。と思えたから預かり続けることができたのかもしれない。