ノラ猫道まっしぐら

さて、残ったシーちゃんは。。。というと仲間のタッチーがいなくなってしまったので、ニンゲンを近寄らせないための策は寮長のゴエ門を味方につけるしかない。・・・と思ったのだろう。前にも増してゴエ門に対する態度がクネクネ、スリスリ・・・( ̄- ̄;) オンナの私が見ていても明らかに「こいつ、ゴエを誘っている」とわかるくらい色気で迫っている・・・。さすがは元ノラ。生きていくためのすべを良く心得ている。ニンゲンに媚なくても自分の味方になってくれなら、うまくゴエ門に取り入ってしまえば怖いものなし!ということなのだろう。
実際、ニンゲンに近寄られそうになるとゴエ門のところへ逃げて行き、ゴエは対外シーちゃんを後ろにおいやり自分が立ちはだかって捕まえるのを邪魔するのである。シーちゃんを捕まえないといけないことがあっても、何度もゴエ門に邪魔されて逃げられてしまう・・・ということがあった。
とにかくシーちゃんは抱っこどころか触ることもできないし、姿すらほとんど見かけない。うちに居ながらにして完全にノラ状態。このままでは里親さんを見つけるのは難しい。なんとか説得して少しでも人馴れしてもらわなければ・・・などと思うが、相手はスーパーノラ猫。「もうちょっとニンゲンとコミュニケーションが取れるよう頑張ろうよ」と話してみたところで聞くような相手ではない。容姿は文句なしの美猫なのに、あの性格では先が思いやられる。。。
ニンゲンが家に居る間はずっとどこかで潜伏していて、人の気配がなくなると食事やトイレに出てくる。。。という生活が続く。いったいこんなスーパーノラ猫のシーちゃんに里親さんがホントに見つかるのだろうか・・・。というか、年中シャーシャー威嚇ばかりされ続け人馴れしない猫と生活していると、こちらもだんだんストレスになってくる。どんなに美しい美猫で目の保養になってもあれだけ性格が悪いとねぇ・・・。シーちゃんも早く施設を卒業してもらいたい・・と思うのだった。