猫のコミュニケーション

2007年8月20日の日記から

一日じゅう家にいる日は、猫たちの様子をじっくり観察できて結構楽しい♪
私が外出せず家にいるのでチビ猫たちもちょっと困惑気味。隠れ場所から外へ出たくてもニンゲンが家の中をウロウロしているので、うっかり出て行けない・・・といった様子。

夕方になってしびれを切らしたタッくんが先に出てきてご飯を食べたそうに、台所にいる私の背後からずっとこちらを見ている。ふふふ♪ やっぱり空腹には勝てないのね(^-^) ご飯が出てくるやいなや、至近距離まで寄ってきてバクバク食べ始めた(笑) 私はできるだけ刺激しないように目を合わさず、そっとしておいたら全部平らげてゴエ門の食べ残しまで食べて(食いしん坊だなぁ)満足そうに伸びをするとその場で顔を洗い始めた。きゃー!かわいい♪♪ あんな姿、今まで見せたことがなかったのに、すっごい進歩だわ(^▽^)v

シーちゃんは。。。というと、相変わらず物陰に潜んでいて、タッくんが食べ終わった頃「にゃーにゃー」と甘えた声で鳴き始めた。「シーちゃん、ごはん食べに出ておいでよ」というと、隠れている穴倉からちらっと顔をのぞかせるのだが出てこない。どうやらゴエ門に助けを求めているらしい。私が立ちはだかっていては穴倉から自由に出てくることもできないってことか。
しかたないので「ゴエちゃーん、シーちゃんが呼んでるよぉ」というと、部屋の方からゴエ門が飛んできて隠れているシーちゃんの鼻先に顔を近づけてなにやら合図している。。。
ニンゲンがそばにいると出て来れなさそうなので、その場から離れるとすぐにちょろちょろっとシーちゃんが出てきてご飯を食べ始めた。(やっぱりニンゲンは苦手なんだ)
一通りお腹が満たされると「にゃあごにゃあご」言いながら今度はゴエ門に甘えている。ゴエはべったり体をすり寄せてくるシーちゃんを気遣いながらも、さして興味はなさそうなふりをして彼女から離れていく。助けが必要なときは飛んでくるのに、用が済むとゴエ門は自分のペースに戻っていく。定位置のTVの上へひょいとジャンプしてゴロンと横になってくつろいでいる。。。

へぇ・・・。なんだ、ゴエちゃんってばシーちゃんが助けを求めているの知ってたんだ。じゃあ、ご飯のあとシーちゃんが体を摺り寄せてきたのは「ありがとう」っていう意味だったの?
TVの上でくつろいでいるゴエ門に問いかけてみた。ゴエ門は「オレは知らねぇ」とでも言ってるみたいに話しかける私を無視して身づくろいをしている。

ニンゲンは言葉という道具を使う分、相手が発してるSOSオーラや助けてもらいたい仕草とかだけでニーズを満たしてあげる・・・というような器用なコミュニケーションはなかなか取れない。でも猫たちは違う。言葉を交わさずとも猫同士のさまざまな会話の(ような)やり取りを見ていると、ちゃんとコミュニケーションが取れている。なんとも不思議な世界だ。。。

1週間前までシャーシャー威嚇攻撃していた猫たちが、まったりと落ち着いて部屋の中でくつろいでいる姿をみていると、これもゴエ門寮長さんのおかげかねぇ・・・などと関心するのであった。


チョビヒゲ模様のタッくん