肥満細胞腫について

英国では、こういう病気が犬猫に発症する…というのは、あまり知られていないようで、色々調べたり聞いてみたりしているけれど、やはり日本のお友達関係で調べるほうが情報が早かった。ペットをたくさん飼っている国なのに、動物の病気に関してはあまり情報がなかったり、ニンゲンの子供と同じような手厚い治療をする。。。ということがない印象を受けるのは、気のせいだろうか。
以下、肥満細胞腫について調べた情報結果を簡単にまとめてご紹介しておきます。
ネコの肥満細胞腫(犬はまた少し違う諸症状らしい)は「皮膚型肥満細胞腫」と「内臓型肥満細胞腫」があって、それぞれの腫瘍部位によっては生命の危険度が高いものがある。一般的には中高年齢(10歳を越えたころ)からできるものらしく、顔や頭部にできることが多いらしい。
バフェットの場合、横っ腹と右前脚の足首にできているので「皮膚型肥満細胞腫」ということになり、手術で摘出は可能のよう。でも、この種の病気は筋肉の中に根っこみたいな細胞が張り巡らされて大きくなってくものなので、一度摘出してもまた再発するのは間違いないようだ。
肥満細胞腫のあるネコさんは、元気がなくなったり、食欲不振、嘔吐下痢が続く、痩せてくるなどの症状もある。「内蔵型肥満細胞腫」の場合は、こういった症状が多く見られるらしい。
バフェットは今のところ、これらの諸症状はあまり見られないので、悪性ではなさそうではあるけれど、細胞腫が成長してしまっている事実から考えると健康体ではないってことで、要経過観察なのだろうと思う。確かにここ1〜2年で以前に比べて痩せてきた感じはあるけれど、年齢も推定16歳ともなれば、食欲はあっても徐々に痩せてくるのは仕方ないことかな…とは思っている。たとえば、どこかの動物病院で手術して細胞腫を摘出するとしても、私は英国の獣医がそんなに腕がいいとは思えない。東京にいても手術で腕のいい獣医を見つけるのはたいへんなのに、こんなド田舎で腕利きの医者がいる…とは考えにくいからだ。
だから、お母さんには「手術で摘出する選択肢もあるけど、病院嫌いのバフェットにストレスを与え、術後の痛みや、カラーを付けて生活させるもろもろの不自由さを考えると、手術が最善・・・とは言えないよね」と話している。お母さんも同感のようで、そのまま天寿が来るのを見守る。。。という結論に至っている。
以下、情報収集したサイト。参考まで。
http://www.petwell.jp/disease/cat/himansaiboushu.html
http://www.kodama-ah.gr.jp/60/60a.html#MCTcat